Sweet Life【Sweet Dentist短・中編集】
もう眠いと言ったらちゃんと寝かせる…なんて言葉は撤回だ。満足するまで絶対に寝かせねぇしっ!
朝っぱらから強引に押し倒すことも絶対にしない…って、あれもナシだ。朝から貪り喰ってやるっ!

でも考えてみたら、千茉莉のアレを抹殺するときのスピードっつったら、凄かったよなぁ。

日々の鍛錬が千茉莉をここまでのゴ●○リキラーにしたって事は、これ以上鍛錬されたらどうなるんだ?
そのうち箸で蝿をつまんだりとか出来るようになるんじゃねぇか?
その場合、夫婦喧嘩をするのは命に関わるかもしれないと、かなり真剣に対策を考えた俺は…

その夜、夫婦の主導権が俺にあると刻み付けるように激しく千茉莉を抱いた。

内心は、頼むからこれ以上超人にならないでくれと、かなりヘタレな思いを胸の奥底に隠しながら。

ギブアップを告げる千茉莉を無視して、意識を失わせてしまってから、ふと思う。


あー…やっちまった。

目が覚めたら、怒るだろうなぁ。

今度こそ俺に向かって包丁が飛んで来たりして?


まさかな?


ははははは…


明日の朝、俺、生きていられるかなぁ?






++背筋も凍る夏の夜 Fin++


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