Sweet Life【Sweet Dentist短・中編集】
休日の朝は甘く?熱く??~千茉莉Side~
Sweet Dentist番外編

**休日の朝は甘く?熱く??~千茉莉Side~**


今日は響さんのお仕事がお休みの日。

二人でゆっくりと過ごせる休日は、すごく久しぶりだ。

休日の朝は、いつだってお布団に包まってお昼ごろまでゴロゴロしている。
体力年齢は10代だと豪語する響さんに付き合わされるあたしとしては、せめてそのくらいまで寝ていないと限界まで消耗した身体が回復しないからだ。

だから、休日の朝は大抵響さんが先に目覚めて、キスの雨であたしを起こす。
前の晩の疲れと余韻で半分夢の国の中にいるあたしは、抵抗することもできず、キスの集中豪雨を受け、抱き枕のようにベッドに金縛り状態にされて動けない。
そしてその状態は、あたしが「お腹すいたー!」とお昼近くに覚醒するまで続けられる。

せっかくの休日はどこかへ行きたいと思うのに、いつだってこんな風になってしまう。
彼曰く、休日くらいあたしを充電しておかないと、次の休みまで持たないのだとか…。

いったい何をもたせるって言うんだか良く分からないんだけど?

あたしたちの休日は、いつもこんな感じ。

今日だって…たぶんそうなると思っていた。

少なくとも、昨夜はいつもどおりの彼だったもの…。



それなのに、今朝は響さんの様子がおかしい。




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