Sweet Life【Sweet Dentist短・中編集】
「…じゃあ、本当のこと教えてあげるけど、怒ったり拗ねたりしないでね?」
本当のこと?
俺が怒るようなことか?
その言葉にドキドキと鼓動が早くなっていく。
躊躇いがちに、話し出す千茉莉。
コーヒーを淹れたところから気を失った後の一部始終まで徐々に明らかにされる自分の奇行。
さっき聞いたコーヒーに砂糖なんてのは、まだ序の口だったんだな…。
はぁ…聞いてて眩暈がしてきた。
千茉莉が俺の為にした事とは言え、後頭部のでかいタンコブがどういう経緯で出来たのかを知ったときには、もう一度意識を失いそうになっちまったぜ。
千茉莉としては苦肉の策だったのだろうが、そのときヤツは、千茉莉を追いかけて寝室へ追い込むと言う状況を楽しんでいたんだろう。
俺自身が記憶の無いところでやった事だとしても…やっぱ腹が立つ。
ヤツの思考が手に取るように分かるだけに、その下心がみえみえで、すげぇムカツク…
…って、腹を立ててみても所詮相手は自分。
この怒りをぶつけて殴る相手もいないわけだ。
はぁ…なんか複雑な心境だよな。
しかも暁がそれを知って大笑いをしていたらしい。
それもまた、ムカツク原因の一つだ。
あの笑い上戸のことだ、暫くは思い出しては笑い転げるんだろう。
それを思うと胃が熱くなってくるようだ。
くっそ~!暁、覚えてろよ
本当のこと?
俺が怒るようなことか?
その言葉にドキドキと鼓動が早くなっていく。
躊躇いがちに、話し出す千茉莉。
コーヒーを淹れたところから気を失った後の一部始終まで徐々に明らかにされる自分の奇行。
さっき聞いたコーヒーに砂糖なんてのは、まだ序の口だったんだな…。
はぁ…聞いてて眩暈がしてきた。
千茉莉が俺の為にした事とは言え、後頭部のでかいタンコブがどういう経緯で出来たのかを知ったときには、もう一度意識を失いそうになっちまったぜ。
千茉莉としては苦肉の策だったのだろうが、そのときヤツは、千茉莉を追いかけて寝室へ追い込むと言う状況を楽しんでいたんだろう。
俺自身が記憶の無いところでやった事だとしても…やっぱ腹が立つ。
ヤツの思考が手に取るように分かるだけに、その下心がみえみえで、すげぇムカツク…
…って、腹を立ててみても所詮相手は自分。
この怒りをぶつけて殴る相手もいないわけだ。
はぁ…なんか複雑な心境だよな。
しかも暁がそれを知って大笑いをしていたらしい。
それもまた、ムカツク原因の一つだ。
あの笑い上戸のことだ、暫くは思い出しては笑い転げるんだろう。
それを思うと胃が熱くなってくるようだ。
くっそ~!暁、覚えてろよ