Sweet Life【Sweet Dentist短・中編集】
「亜希、一緒に帰ろうぜぇ♪」
前を急ぎ足で歩くふわふわの茶色い髪に向かって声をかける。
途端にビクッと驚いたように立ち止まって彼女は眉間に皺を寄せて振り返る。
もう、毎日の事だけど、いいかげんその超不機嫌な顔で振り返るのは止めてくれないかなあ。
「響先輩。何であたしなんかにかまうんですか?」
「そりゃ好きだからだろ?」
「ジョーダンやめて下さい。先輩にはきれ~なオネエサマ方がいるじゃないですか。」
「でも、俺が好きなのはおまえなんだって。」
学校の帰り道、毎日の日課ように、俺は亜希に声をかける。
茶色のふわふわの綿飴みたいな柔らかそうな髪が肩の上で跳ねるのも、大きな琥珀色の瞳がパチパチと瞬きしながら眉間に皺を寄せるようにして、いつものように小ぶりの唇を尖らせる仕草も、毎日見ているのにまた見たいと思うから重症だ。
それが例え拒絶の仕草がってかまわない
かわいいんだよなぁ。
前を急ぎ足で歩くふわふわの茶色い髪に向かって声をかける。
途端にビクッと驚いたように立ち止まって彼女は眉間に皺を寄せて振り返る。
もう、毎日の事だけど、いいかげんその超不機嫌な顔で振り返るのは止めてくれないかなあ。
「響先輩。何であたしなんかにかまうんですか?」
「そりゃ好きだからだろ?」
「ジョーダンやめて下さい。先輩にはきれ~なオネエサマ方がいるじゃないですか。」
「でも、俺が好きなのはおまえなんだって。」
学校の帰り道、毎日の日課ように、俺は亜希に声をかける。
茶色のふわふわの綿飴みたいな柔らかそうな髪が肩の上で跳ねるのも、大きな琥珀色の瞳がパチパチと瞬きしながら眉間に皺を寄せるようにして、いつものように小ぶりの唇を尖らせる仕草も、毎日見ているのにまた見たいと思うから重症だ。
それが例え拒絶の仕草がってかまわない
かわいいんだよなぁ。