Sweet Life【Sweet Dentist短・中編集】
一抹の不安を振り切るように千茉莉へと視線を移すと、甘えるように身体を寄せて、潤んだ瞳で見上げてくる視線とぶつかった。

ドキ…。すげぇ色っぽい。

潤んだ瞳に艶やかな唇が俺を誘うように甘やかに動く…。

「もう…我慢できない。」

上目づかいで見上げる千茉莉に鼓動が更に早くなる。

最近色っぽくなった千茉莉は流し目をすると本当に艶っぽい。

雑誌を飾るグラビアアイドルにも負けない容姿とプロポーションなのだから、こんな海辺で目を離したら、すぐにでも男に声を掛けられるだろう。

まったく…俺の気苦労も知らずにそんな目で見るなよ?

それでもそんな風に見つめられると自分の中の自制できないものが騒ぎ出す。

ついさっきその甘い肌を堪能したばかりなのに、すぐにでも欲しくなる俺って…自分でも苦笑してしまうが、止められないのだから始末が悪い。


相当病気だな。千茉莉依存症ってやつだろうか?



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