イジワルな先輩
「俺お前の事好きなんだけど?」

 顔を目の前まで近づけて告白する京也

「先輩顔近付け過ぎです」
 
 今日も私は告白されたのである 

「先輩私の何処が良いんですか?」

 京也に聞く早紀 

「好きな気持ちで十分だろ?何処とかはいらないだろ?」

 京也が答える

「そうですか?でも何故毎日告白するのでしょうか?」

 早紀が京也に聞く

「早紀がいつも返事くれないから」

 京也が答える

「私、バカだし冴えないし、先輩とは釣り合わないし、私この年になって
まだ恋の一つもした事ないし先輩に迷惑かけるかと」

 早紀があたふたしながら言う

「俺はお前が欲しいんだ」

 京也がいとおしそうな顔で早紀に言う

「私、先輩に迷惑かけるかと思いますが、それでも宜しかったら」

 早紀が顔を赤くして言う

「なら今日から俺の女だ」

 京也が言う

「あっ!はい」

 早紀が京也の言葉に返す

「恋人同士なのに敬語は使うな」

 京也が早紀に命令する

「あっ!すみません」

 早紀が謝る

「今から俺以外の男が近づかない様に印と愛を教えてやる!」 

 そう言うと京也は早紀を押し倒す 

「愛を教えたり印ってキスですか?私キスもまだした事が」

 早紀が顔を赤くしながら京也に言う

「俺はお前とずっとこうしたかった、キスだけで済むと思うなよ!」

 京也が早紀に言う


 END
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