正反対恋愛
空き教室を抜け、
下駄箱へつくと同時に…。

「あ、堆牙くん」

「…何で?」

下駄箱に背を預け
携帯をいじる増永がいた。

こいつ…
昂と帰ったんじゃ…?


「昂は?」

「先輩に呼ばれたの」

「んで待ってんだ?」

「うん」

そういやあいつ、
最近バスケ部に入ったんだ。
その呼び出し…?


「遅かったらもう先帰れな」

「そうだね」

「んじゃ」


俺1人学校を後にした。


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