正反対恋愛
『好きだ…○○が』

『……冗談でしょ?』

『何で…だよ』

『堆牙くんの気持ちがわかんない!』


そう叫ぶ女子の姿を最後に
パッと俺は起き上がった。


「…夢、かよ」

俺…告ってた?
誰に…?

まだ重い瞼を擦り
ベッド下の上履きを足を入れた。


「先生…いねぇし」


そこにいるとか言いながら…。

ふとドア横の時計…
4時間目!?
俺そんなに爆睡してたんだ。


それじゃ先生もいねぇわな。

保健室を出て、
なんとなく屋上に足を向けた。


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