正反対恋愛
「つか今授業何だっけ?」

「数学」

「数学かァ…」

数学なら何とかなるだろ。
それに数学は
俺が最も得意とする教科。


「喉渇いた~」

「昂、買ってきたら?」

「1人で?」

「…行ってらっしゃい」


笑顔で手を振る増永に
見送られ昂は屋上を去った。


「昂とは順調みてぇだな」

「う~ん、それなりに」

「あァ見えて昂は強がりだから」

「そう、なの?」

「優しく接してやって」


昂と増永…
俺から見たらすげぇお似合い。

昂、格好ぇし?
増永も…可愛いほうだし。
なかなかにいい感じ。

それに真面目な恋愛してっしよ、昂。

今までとは違ぇ。


増永のお陰だな!

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