正反対恋愛
それ以来…
俺彼女作ってねぇじゃん。

てか彼女とか作る気ねぇ。

1人がどれほど楽か
別れて気づいたんだよな。


「おかえり!昂」

増永の声に現実に引き戻された。


「俺、教室戻るわ」

「わかった」


スッと立ち上がり、
教室に足を向けた。

何だろ……?
何か虚しい気がする。
昔の恋愛思い出して
誰かが愛しい。


そろそろ恋でもすっかな。
本気で。


< 29 / 33 >

この作品をシェア

pagetop