チャーリーズエンゼルパイ6~慰安旅行に行こう~
シチロー
「ホントに幽霊が出そうな雰囲気だな…」



真っ暗な道の周りには荒れた墓地があり、どこから幽霊が出てもおかしくない雰囲気だ…シチローも背筋がゾクゾクするような感覚をおぼえていた。



しかしてぃーだは…いたって落ち着いていた。



てぃーだ
「幽霊なんている訳ないでしょ♪」



やがて、2人が丁度半分位まで歩いた頃…



アニキ
「おい!来たぞ…
まずは『人魂』からだ…」



ヒュウゥゥ~



シチロー
「ティダ~!あれ!
人魂だよ!」



シチローが指をさし驚いていると…



てぃーだ
「よく見てよ…あれ、ワイヤーで釣ってあるわよ…」



確かに、よく見ると人魂の上に光る縦筋が見える。



シチロー
「ホントだ…って事は…誰か『脅かし役』がいるって事か?」



てぃーだ
「もしかしたら、旅館のサービスなのかもしれないわね…」



本当はアニキとヤスがやっているのだが…ともかく、幽霊が本物では無いとわかれば怖くも何ともないのだ。

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