童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~
「ちょ、ちょっと遼くん!!!」
先輩の手をひいて、あてもなく走る。
全速力で走っているから、けっこうしんどくなってきた。
いつのまにか来ていたあの空き教室。
「「はぁ・・・・はぁ・・・・」」
二人とも息があがっていた。
ただ、なにも言わずに自然と見つめあう形に。
こうしてみると、先輩って目が一番きれいだ。
すごく澄んでいる。
引き込まれそうになる。
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