童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~
「キスしてほしいの?」
「え・・・・?」
悪戯っぽい顔で笑う。
自然と足が後ろへさがってしまって。
「りょーくん♪」
1歩ずつ先輩が近づいてくるにつれて、
俺も1歩ずつ後ろへさがる。
それを繰り返していると
当然、なにかにぶつかってしまった。
先輩はかまわずそのまま距離を詰めてくる。
「うわ!」
あたったものは、椅子だったらしく・・・
俺はその椅子にすとんと腰掛ける形になってしまった。
「お礼に、してあげよっか?」
クスッと楽しそうに笑う先輩。
俺は、全然楽しくないってのに。