童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~
「遼くんは、何年?」

なんか、すっかり”遼くん”で呼び方が定着しちゃってるし;




「い、1年ですけど。」

「ふ~ん。

じゃ、あたしの方が上だね。」


そう言いながら、クッキーをパクパク食べる。






先輩は、平気なのか!?


これから、男と一緒に住むっていうのに・・・。


いや、もしかして俺、男って思われてないとか?




「おばさん、あたし・・・

一回荷物片付けてきますね。」


「はーい!」


先輩は、そう言ってリビングを去っていった。



一人、机に残された俺。


仕方なく、クッキーを食べる。




「なにしてんの?遼。」


え?

「アンタも手伝ってきなさい。」




マジ・・・・・。



「わかったよ・・・。」




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