童貞男子!?~正反対な二人のﾋﾟｭｱ恋~

「ちょッ!!」


先輩は、そのまま俺に抱きついてきた。






「先輩、離れてください。」




「えぇ?!」


「俺、先輩とそういうことする気ありませんから。」




グッと力を入れて先輩を引き離した。








確かに先輩は、美人だしスタイルもいいけど、別にすきだとは思わない。



だからだと思う。

迫られても、冷静でいられる。




「本気で言ってるの?」


「はい。」





「・・・・・・・。」


先輩は驚いたように呆然と立っていた。



なんかその姿がおもしろくて、少し笑ってしまう。


「っちょ!!なに、笑ってるの?」

なんだか少し顔が赤い。



「すいません。

俺、なにすればいいですか?」