童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~
「きゃッ!」
いつのまにか、先輩を押し倒していた。
「遼、くん?」
「俺は、愛美とお似合いなんかになりたくねーよ。」
「え?」
「すっげぇ、傷ついた。
先輩に無視されたみたいで。
先輩に嫌われたのかと思った。」
驚いたように、俺を見る先輩。
俺も、自分がなにやってんのかわからない。
自分をとめることができない。
「なんで?
なんで、そんなこと言うの?」
ふと見ると、先輩の目じりに涙がたまっていた。
今回のは、本物。
俺は急いで、先輩を起こした。