童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~
*遼side*


夕日が山にもうすぐでしずむという頃。


俺たちは観覧車に並んでいた。




「やっぱり、終盤になると混んでくるね。」


隣の先輩はいつもとかわらず笑顔。


「あ、はい・・・・。」





俺は、さっきのあの言葉が気になって仕方がないっていうのに。




"いつまで先輩なの?"







いつまでって・・・・

そりゃ、一生先輩であることは違いないし;





どういう意味なんだろう??






「杏里たちは、二人で乗りたいよね?」



えぇ!?


ふ、ふたり・・・!?







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