童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~
こんな顔させてるのは、俺だ。
そう思うと、どうしてでもあの言葉の意味を知りたくなる。
「教えてください!」
「いいって。」
「お願いします!!!!」
「自分で、ちゃんと気づいてくれなきゃ、いやだもん!」
え・・・・??
「だから、あたしは言わない!!!」
「俺、馬鹿なんですよ。」
「は?」
「ちゃんと考えても、正解してる確率、かなり低いんです。
今日も、ずっと考えてました。
こうかな?って思ったこともあるんです。
でも、たぶんそれもはずれ。」
「わかんないよ?
言ってみてよ。」
先輩がじっと俺の目を見る。
大きな目に、また吸い込まれそうなった。