童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~


こんな顔させてるのは、俺だ。



そう思うと、どうしてでもあの言葉の意味を知りたくなる。







「教えてください!」


「いいって。」

「お願いします!!!!」


「自分で、ちゃんと気づいてくれなきゃ、いやだもん!」



え・・・・??




「だから、あたしは言わない!!!」





「俺、馬鹿なんですよ。」


「は?」


「ちゃんと考えても、正解してる確率、かなり低いんです。

今日も、ずっと考えてました。
こうかな?って思ったこともあるんです。

でも、たぶんそれもはずれ。」




「わかんないよ?

言ってみてよ。」




先輩がじっと俺の目を見る。



大きな目に、また吸い込まれそうなった。




< 299 / 310 >

この作品をシェア

pagetop