童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~
いっきに顔が熱くなった。
でも、ちょっと待て。
これはもしかしたら、先輩の作戦かもしれないし。
俺のこと、落とすとか言ってたもんなぁ。
「先輩、それも男をだますための作戦ですか?」
俺は俺にしては相当勇気のいるこの質問を先輩に投げかけてみた。
「ちがう。
作戦なら、顔までこんなに赤くならない。
2回も自分から抱きついたりしない。
しかも、あたし・・・
あんまり誰かに自分から手、ださないし。」
「じゃあ、本気?」
先輩は、真剣な目をしてうなずいた。