童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~
*遼side*


「なんで、教室になんて来たんですか!?」



俺はかなり怒っていた。



あれほど「秘密にしてくれ!」って頼んだのに。


ちゃんと了承もしてくれたのに。





「コレ。

届けようと思ったの。」



うつむきながら、携帯を差し出す。





「・・・・ごめんなさい。」


めずらしく、先輩がか細い声で言う。








俺の性格は、こんな感じで謝られると

さっきまで怒ってたのにも係らず・・・・



少し申しわけない気持ちになるわけで。



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