宝箱ー妖精の街ー
春花は自分をこけさせた犯人を見てやろうと足元を見た。
「…箱?」

そこにあったのは美しく装飾された箱だった。草原にあるにはあまりにも不釣り合いだ。

春花はその箱にとても興味を持った。

「何でこんな所に箱があるわけ…?そっか!」

春花は不思議の国のア〇スを思い出した。

「きっとこの箱が出口なんだ。っということは何処かに小さくなる薬が…あるわけないか。」

春花は一応ビンを探してあたりをキョロキョロした。

「やっぱあるわけ…ん!?」
春花は自分の手にあたる物に気が付いた。

「これは…?」

それは小さな鍵だった。薄いピンク色をしたその鍵と目の前にある箱を春花は交互に見た。

ニヤリ

悪巧みの顔だ。
< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop