片想い
そしたら、丘田は苦笑していった。
「果てしなく謎だな。その行動」
仲良くなったという設定にしておこう。
「意外と面白いものですよ?」
「あっそ。ま、いいか。俺は丘田海。よろしくな」
「海…?」
「…その反応。絶対覚えてなかっただろ!」
「覚えてたら覚えてたで、またキモチ悪いよ。きっと」
「しらねぇよ。仮定の話は」
「うわ、現実主義者?」
「どうかね!」
そう言って、カバンを持った。
「さいならー。話横道それ女。」
そう言って、教室を出て行った。