オレの『いつもの軽い致命傷』
また”代わり”を見つけられる自信があるから、

うっかり告白なんて出来るんだ。


”代わり”がいない場合、

もう、なにも出来ない。

これ以上、遠ざけたくない思いが、

自分をがんじがらめにする。

オレは、きっちりその状態だ。


「即答するか、腹立つ奴」

「洋は、どの位振られてる?」

「無数」

「…気の多い奴。あきれる」

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