オレの『いつもの軽い致命傷』
 その中に、

オレ1人くらいねじ込んでくれてもいいのに。


「そうか、

そうとも言えるね。

気が多い、か。

ま、アンタには言われたくないけど」

 オレは苦笑する。

オレの気が多いとしたら、


毛細血管みたく枝分かれしたそれは、

全部、

洋に絡み付いてる。


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