オレの『いつもの軽い致命傷』
――怖いな。


洋の事を振った男達には、

それが見えたんだったりして。


「――世の中に、

綺麗な子も可愛い子も腐るほどいればいいのに」

「まだ、女が足りないのかアンタは」

 怒る彼女にオレは微笑む。

洋なんて、

オレ以外の誰からも相手にされなくなって欲しい。


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