【完】あたしとお兄ちゃん〜秘密の関係!?〜

「大丈夫だよ。そもそも、彼女じゃないし」 

「えぇ!?」

 違うの!? ホントに!?

 余りにお似合い過ぎて、そう思い込んでたからびっくり。

「誤解したんだ?」

 ――何で、そこで嬉しそうに笑うかな?
 
 気まずくて恥ずかしくなって、うんまぁ。とかゴニョゴニョ誤魔化した。

 勝手に綻ぶ口元。気持ちが軽くなった理由は分からないまま。

 その大きな背中について行く。

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