【完】あたしとお兄ちゃん〜秘密の関係!?〜

 そんな相手からの、
 生まれて初めて告白に舞い上がって当然だ。
 
 返事をしよう。
 頷けばいい!

 由真やコナちゃんなら、簡単にそう言うだろう。

 それだけで、こんな素敵な『彼』が出来るんだから!

 足踏みする自分にはっぱをかける。

 ようやく口を開いた時、のどはカラカラ。

 どうしよう!
 うまく声がでない……。

 その時、また長谷川くんが腕時計を確認した。

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