【完】あたしとお兄ちゃん〜秘密の関係!?〜
周りの男子もこの迫力に飲まれてるのか、遠巻きで見てるだけ。
由真とコナちゃんも笑ってるし!
助けてよ〜。
二人で学校を回ってる時にもかなり視線を感じてた。
まぁ、あの人と歩いてるといつもそうだから気にして無かったんだけど……。
フェロモン大魔王め!
あたしの疲労感は一気に増したのだった。
なんとか解放してもらって
フラフラと友人たちの元へと向かう。
「災難だったね〜」
「どーせ、アレでしょ? 知らなかったんでしょ?
お兄さんに嵌められた?」