【完】あたしとお兄ちゃん〜秘密の関係!?〜
「どうしたチィちゃん!? 体調悪いのか? 風邪か? 腹痛? 大丈夫か?」
過保護なお父さんを思い切り眉を思い切り下げさせてしまうほど、夕飯はまともに食べられなかった。
そんなあたしとは対照的に、何の感情のアップダウンもないお兄ちゃん。
「ホントだ少食だね」
とか笑って言ってるし。
誰のせいよ!?
なんでそんな平気なの?
あたしばっかり意識してることにだんだん苛立ってどんどん腹が立ってきた。
食後にコーヒーをソファーで飲みながら、素知らぬ顔でお父さんと会話してる。
その後ろ頭をダイニングテーブルに座ったまま睨みつける。