【完】あたしとお兄ちゃん〜秘密の関係!?〜

 あたしを乗せた自転車は
 風を切りながら
 すっかり日の暮れた河川敷を走っていく。

 薄暗い夕闇の中、

 街灯を反射する川面がきらきら光る

 それが夜空みたいに綺麗で、

 まるで空を飛んでるみたいに幻想的だった。


 だから、あたしはすっかり舞い上がっていて、

 思いもしなかった。

 まさか、

 家の前で、

 あんなことが起きるなんて……。


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