【完】あたしとお兄ちゃん〜秘密の関係!?〜
明日の為に少しメイク用品を揃えようかな。
なんて考えながら、
前髪を切って少しセットしやすくなった髪を整えてると、
誰かが降りてきた。
勝手に早くなる心音。
「あら? 千衣子、珍しい。早いわね〜!」
……お母さん。
それから、早い朝ごはんを食べてると、
また足音――。
覗いた愛嬌のある顔。
……お父さんでしたか。
「早いなチィちゃん。体調は、もういいのか?」
そう言えば、なんだか治ってるかも?
朝の衝撃で何もかもぶっ飛んだのかな?
その後も、気になる階段。
もとい、階段の上の部屋にいるあの人!