亡國の孤城Ⅱ ~デイファレト・無人の玉座~

















第三国家フェンネルの新王である、フェンネル王54世が即位してから二年。
創造神アレスのお告げにより、永遠の冬季に見舞われていた第一国家デイファレトに王政復古の命が下された。
デイファレトの王族の抹殺を目論んでいた第二国家バリアンの王、バリアン王50世は、我が子の謀反により落命。

第一国家デイファレトの王族の末裔はアレスの祝福を受けられず、新王として選ばれた狩人に反乱を起こすが、同日の夜に狩人の弓で命を落とした。
デイファレトを襲っていた神の災いも終幕を迎える。







アレスの定めた夜の空に、祝福の光が二つ昇る。

―――新たに玉座についた、各国の王。









第二国家バリアン王51世

リイザ=ベニガウス


齢12













歴代のデイファレト王の血を継がぬ、新しき血筋の狩人の人間。

第一国家デイファレト王52世

レトバルディア=クウ

齢11
























ここに







君臨する。





























第二部・終


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