27歳フリーター・カラオケ屋でバイト

昼間のヤンキー高校生

年寄りの憩いの場と化したカラオケ屋に、時たま客の平均年齢をグッと引き下げる来店がある

「いらっしゃいませー」

ギャル2:ヤンキー8ぐらいのどっちだかよくわからん男女四人組のご来店だ

つぅかおまえら学校どうした

「ご利用時間どうなさいますか?」

「とりあえず1時間で」

ガキ特有の生意気なしゃべり口調で男が答えながら煙草を取り出す

「すみません。未成年者の喫煙はご遠慮いただいております」

どう見ても中学生だろおまえ

「は?俺20歳だし」

嘘吐くなクソガキ
隣で笑ってんじゃねぇデブ。おまえ彼氏の倍ぐらい体重あんだろ

「あー・・・じゃあ年齢確認必要なんで身分証ご呈示願います」

「はぁ~?無えよ、つかケーサツかよ?フザケんな」

フザケんな。は、こっちのセリフなんだよ中坊が・・・

「んじゃあ生年月日西暦で言ってみろよ」

俺の口調が変わる
27でフリーターの俺が子供相手にいつまでも下手に出れる程人間できてる訳が無い

「あ?西暦?えーと、・・・せんきゅうひゃくきゅうじゅう・・・」

アホだ。

「あー、もういいよ。ハイ未成年煙草禁止だから」



フロントのカウンター蹴って帰りやがった
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