きいろいとり
'サヨナラ'とつぶやくキミの背中を
ただ見つめるだけのアタシ。

'スキ'だと言って笑うキミ
'大丈夫だよ"ってゆって
頭なでるキミの大きな手
笑うとなくなるキミの猫目

全部忘れなきゃいけないのかな

全部アタシのものじゃなくなるんだ

そう考えると
押し潰れそうだった心が
ぺちゃんこにつぶれて

涙なんてでないくらいに
声なんてでないくらいに
息なんてでないくらいに

苦しくて 苦しくて
辛くて 辛くて

キミを引き留める言葉さえも
でてこなかった
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