世界で1番アイシテル
やばいやばい!
絶対いまここになりがいたら
押し倒してる……っ
そう思いながら
はやく電話を切りたかった俺は
ぶっきらぼうに返事をした。
きっといつものなりなら
ごめん……、って言いそうだけど
今日ゎいわねーだろ、
そう想ってた。
「あのね、やっぱり
付き合えないかなあ?」
酒の力ってすごい。
その日から俺らは
付き合ってたけど
なりが覚えてなかったのが
ムカついたから
何も言わなかった。