世界で1番アイシテル


「あたしもそう思う。
なんで翼を好きな事、
黙ってたわけ?」


歩が不機嫌に聞いてくる。


「まぢそれ!なんで?!」

「あたし達、
そんなに信用ない?!」


なりちゃん以外は
まえのみりになって聞いてくる。


「ご、ごめん……。
信用がない訳じゃ
ないんだけど…。」


チラッと歩を見ると
目があった。

「あたしがなに?」


怒ってる〜(泣)!


「歩がっ
なななんとなくだけど
ええっとえっと……」


「翼を好きなんじゃないかな?
って思ってたらしくて
言えなかったんだって。」


「はあ〜?!」

「!!」


どぎまぎして噛みまくってたら
なりちゃんが
変わりに言ってくれた。

けど……そんなあっさり
言わなくても……(泣)



「なにそれっ!りん、バカ?!」


晶が立ち上がって叫ぶ。


「だって〜……。」


「あのね、あたしが好きな男を
違う女と帰らせる訳
ないでしょ?」

歩が冷静に言い放つ。


でも…………
そう思えば、そうかも……。



「なんでそう思ったのよ…。」



歩がため息混じりで
聞いてくる。




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