世界で1番アイシテル
―――――――――……
「そっかあ……綾が…。」
「……………。」
聞いたところいつもみたく
綾の家に行ったら
知らない女の子と一緒で
無駄に仲が良かったらしい。
しかもその女の子は
顔は可愛い美人で
胸はでかいしスタイルもいい、
それから性格も天然まじりで
綾の完璧なタイプ。
それに加えて
明らか綾に気があるらしく
綾ももちろん
まんざらでもなさそう。
そんな光景をみた後でも
体だけは……
ってなりちゃんは思ったらしい、
でも綾はその女の子が
帰った後でもなりちゃんを拒み
冷たい態度をとって
なりちゃんを追い出した。
それで痛感したんだって。
自分は綾にとって
彼女でも何でもない。
ただのセフレだ、て……。
彼女じゃない自分が
2人の関係に
口出しは出来ないし
問い詰める事だって出来ない。
綾を好きな気持ちは
誰にも負けないくらい
大きい。
なのに……
ただ愛のない行為を
繰り返すしか出来ない
自分の惨めさが
辛くなったって。