世界で1番アイシテル
「またまた〜お兄ちゃん
いっつもお世辞ばっかり。」
えへへ〜と笑ってみせる。
「またか。」
「天然!」
「りんちゃんかわいいーっ」
綾呆れたように奥の部屋に
入っていった。
「とりあえず、入りな。」
「うん!」
お姉ちゃんに促されて入る。
「わあ〜っ久しぶり!
随分変えたんだね♪
知らない部屋にいるみたい。」
入ったのはお兄ちゃんの部屋。
変わりすぎてて遠く感じるな…
あたしがまだお父さんと
住んでいた時は家が隣だった。
その時綾の部屋は
あたしの部屋から見えたので
今でもあまり
入りたいと思わない。
てゆーかしょっちゅう
なりちゃんと入ってるし………。
お姉ちゃんは去年結婚して
ここには住んでない。
「4人が揃うのって久しぶり♪」
嬉しくなってベッドに飛び込む。
「あ、あたし
ダーに電話しなきゃ!」
お姉ちゃんは
旦那さんに電話する為
出て行ってしまった。
「りん〜っ」
ドサッ
「っっ!?」
お兄ちゃんが
あたしに覆い被さる。
「ちょっ!お兄ちゃん?!」