世界で1番アイシテル
お兄ちゃんがあたしのほっぺに
キスした。
「りん、大好き〜……。」
きゅーん……。
お兄ちゃんと綾は
実を言うとあたしの元彼。
綾とは小6の時
付き合っていたけど
中2の時ある事件があって
別れた。
その時慰めてくれたのは
お兄ちゃん…。
綾もあたしも同意で別れた訳じゃ
……無かった………。
まだ想い合ってた。
でも忘れさしてくれたのは
お兄ちゃん。
そして……付き合った。
あたしはお兄ちゃんが
大好きだった。
愛してた。
別れを告げたのはあたし。
歳が違えば学校だって
考え方だって違う。
ただでさえ格好いいお兄ちゃん、
浮気されちゃうかも…。
なんて不安…中学生のあたしは
耐えれなかったんだ。
なのに……
今でも時々引きずってる。
お兄ちゃん……ううん、
凌弥と誰かを比べてしまう
そんな事、沢山ある。
1回、翼と凌弥を比べて
翼と大喧嘩した。
『俺はりんの彼氏でもねーし
凌弥くんでもねーんだよ!
自分から別れた癖に
いい加減引きずんな!』
あの時は…泣いたな〜。