君に幸せの唄を奏でよう。
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「ゴホンッ。え、え~と………こ、今回も我々“Sounds mind”のライブも無事に終わりまして-」
「「「かんぱーい!」」」
「うぉい!なに勝手にやってるんだっ!」
亮太が、舌を巻きながらあたし達に怒っていた。
「だって、挨拶長いし」
あたしは、亮太に言った。
ライブも無事に終わり、あたし達は、ファミレスで打ち上げをしていた。
「お前が、挨拶やれって言ったんだろっ!!放置プレイかよ!?」
亮太は、顔を赤くして言ってきた。
「いやいや、放置プレイはしてないけど。まさか、そんなに長いとは思わなかったし」
「僕も」
あたし達は、それぞれ亮太に言った。
「相原まで……!」
亮太は、佳奈を見て落ち込んでいた。
「ち、違うよ!ただ、ちょっと長いなぁ~って思っただけなの」
「相原、フォローになってないよ」
珍しく浩ちゃんが佳奈にツッコミを入れた。
「よし!亮太も乾杯できなくて寂しかったわよね。改めて、乾杯しよ♪」
「もとはと言えば、お前のせいだろ……!」
「お待たせしました」
店員が料理を運んできた。
来た♪来た♪
あたしと佳奈が頼んだハンバーグセットが来たので嬉しかった。
「以上で、ご注文はお揃(そろ)いですか?」
「「はい」」
「では、ごゆっくり」
店員は、厨房に戻っていった。
「料理もそろった事だし、もう一度仕切り直そう」
浩ちゃんが、亮太に言った。
「………たくッ。1人で怒ってるのがバカみたいだ」
と言いながら亮太は、ジュースを持った。
「じゃあ、あたしが言うわね。改めまして……お疲れ様でした!」
「「「「かんぱーい!」」」」
あたし達は、再び乾杯した。