『あなた』へ
『どうしたの?!』



2日ぶりの出勤でママがやつれた私を見て聞いてきた。私は大丈夫と何があったか話した。



『そっかぁ、なんかあったらすぐ言うんだよ』



私は元気なふりをして仕事をしたができるわけなかった。



何もないのに急に悲しくなって外へ行き泣いた。



ママは無理しなくていいからと言ってくれた。



(私・・・どうすれば・・・)



こんな日が数日続き見兼ねたママは仕事を休みなと言ってくれたが私は家に居たくなかったのでそれは嫌だと言った。



そうゆうとママの家に呼ばれた。



『マヤはどうしたいの?別れたいなら間に入ってあげるよ』



(そんなことしたら裏切ったって殺されるよ・・・)



いつもそうだ、誰かしら手を差し延べてくれる。



でもそれだけじゃだめなんだ。



手を引っ張ってくれる人がいなければ、この負のループは抜け出せない。



(誰か助けて・・・)



心の奥底から叫ぶ声は誰にも聞こえない。
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