『あなた』へ
『おじゃまします』
彼が部屋に入って来て一歩一歩近付く。私はただただ震える。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
彼がママの彼氏の隣に座るとママが話を切り出した。
『マヤから話は聞いたから、マヤは別れたいって言ってるよ』
沈黙が続く。
『マヤがそう言ったんですか?』
彼がそう呟いた。
『そうだよね?マヤ?』
ママが私に問い掛ける。
(私は・・・私は・・・)
色んな事が頭を過ぎる。
たった一言別れたいと言えばいいのに。
(何を恐れているの?それで総てが終わるなら簡単なことじゃない?)
(ここで別れられてもあいつはいつでも私に接触できる。今の状況と何一つかわらないじゃない!!)
(そもそもあなたが原因でこうなったのよ。あなたが彼を壊してしまったのよ)
(勇気を出して、みんなあなたの味方じゃない。きっと大丈夫)
彼が部屋に入って来て一歩一歩近付く。私はただただ震える。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
彼がママの彼氏の隣に座るとママが話を切り出した。
『マヤから話は聞いたから、マヤは別れたいって言ってるよ』
沈黙が続く。
『マヤがそう言ったんですか?』
彼がそう呟いた。
『そうだよね?マヤ?』
ママが私に問い掛ける。
(私は・・・私は・・・)
色んな事が頭を過ぎる。
たった一言別れたいと言えばいいのに。
(何を恐れているの?それで総てが終わるなら簡単なことじゃない?)
(ここで別れられてもあいつはいつでも私に接触できる。今の状況と何一つかわらないじゃない!!)
(そもそもあなたが原因でこうなったのよ。あなたが彼を壊してしまったのよ)
(勇気を出して、みんなあなたの味方じゃない。きっと大丈夫)