王子様とプリンス!?
「なにすんっ……!!」

耳元で囁かれたのに気が取られていた

そして、その瞬間あたしの目の前に篠原がいて、

唇に暖かい感触がした

「…〜っ、ふぁ、あっ…」

目の前の篠原とどんどんと息ができなくて篠原の胸を押そうとした

けど、その手はあっという間に篠原に捕まれ抵抗が出来なくなってしまった

ぎ、キブアップ……

「ゃ…っやめ…」

わずかに開いた口でやめてもらおうとしたがそれを待ってたかのように篠原が舌を入れてきた同時にキスはどんどんと深みを増していく

っちゅ…くちゅ…

あたしたちしかいない部屋にはあたしの唇と舌が篠原唇と舌に絡まり合う音が響く。

頭がぼやーとなって自分の身体が崩れていくのがわかった。

そこでやっとあたしは篠原から解放された

「こんな姿のプリンスをみたら女達はどう思うだろうな」

「…ッはぁ…ハァ…」

クスっと笑いながら放心状態のあたしを見下し

そして、カシャ…



カシャ??

我に帰ると篠原が放心状態だったあたし姿を携帯で写メっていた

「なっ」

「ねぇ、この写真みんなに見せられたくないでしょ?」

「…っ何が目的!?言っとくけどすずには手出させない」

いつも男はすずを手に入れるためにいろいろなことをしてきたからどーせコイツも同じだと思っていた。

けど…
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