《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
言いながら封筒をひっくり返した
爽介の目が、さらに驚きに見開かれる。
「矢崎サン!?」
「えっ!?」
横で成り行きを見守ってたあたし
も、これには思わず叫び声。
グッと体を寄せて爽介の手元を
覗き込むと、
「ホントだ……!」
差出人に、『矢崎圭吾』って、
手書きの文字。
それにその封筒自体、ロゴ入りの
ホテル・エメラルド・ヴィラの
ものだ。
「な、なんで爽介に、矢崎さん
から手紙が来んのっ?」
「んなのオレが知るかよ。
見ていーんですか、新条さん?」
「もちろん。
そもそもお前に届いたものだ」
新条さんの返事を受けて、爽介は
手早い動作で開いた封から中身を
取り出す。
二つ折りのメッセージカードと、
その中にもうひとつ、名刺サイズ
のカードが挟まってた。
開いた文面に、ついついあたしも
視線を落とすと――。
『先日はお疲れ様。
まだ僕達の店に予約をしてくれて
ないみたいなんで、お節介とは
思うけど招待状を送らせてもらっ
たよ。
神月さんとぜひ食事を楽しみに
来てね』
爽介の目が、さらに驚きに見開かれる。
「矢崎サン!?」
「えっ!?」
横で成り行きを見守ってたあたし
も、これには思わず叫び声。
グッと体を寄せて爽介の手元を
覗き込むと、
「ホントだ……!」
差出人に、『矢崎圭吾』って、
手書きの文字。
それにその封筒自体、ロゴ入りの
ホテル・エメラルド・ヴィラの
ものだ。
「な、なんで爽介に、矢崎さん
から手紙が来んのっ?」
「んなのオレが知るかよ。
見ていーんですか、新条さん?」
「もちろん。
そもそもお前に届いたものだ」
新条さんの返事を受けて、爽介は
手早い動作で開いた封から中身を
取り出す。
二つ折りのメッセージカードと、
その中にもうひとつ、名刺サイズ
のカードが挟まってた。
開いた文面に、ついついあたしも
視線を落とすと――。
『先日はお疲れ様。
まだ僕達の店に予約をしてくれて
ないみたいなんで、お節介とは
思うけど招待状を送らせてもらっ
たよ。
神月さんとぜひ食事を楽しみに
来てね』