《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「お待たせいたしました。
デザートは秋の味覚のア・ラ・
カルトでございます」
「わ………!!」
大きめのプレートに盛りつけ
られた色とりどりのスイーツを
見た瞬間、あたしは思わず声を
あげちゃってた。
――すごい……!
プレートの上で、花が咲いてる
みたい。
それが、第一印象。
「秋の定番食材で、この色使いか。
矢崎サンらしーぜ」
爽介も、意表をつかれた表情を
隠さずつぶやく。
……定番食材?
その言葉が気になって、もう一度
じっくりと目の前のデザートを
眺めてみると――。
「黄色いのは、パンプキンスフレ
かしら?
こっちはマロングラッセがのって
るから、栗のケーキよね?」
それくらいは、あたしにもわかった。
でも他は、何を使ったスイーツ
なのかよくわからない。
「こっちの薄紫のムースみたい
のは何?」
「食べないとちゃんとはわかん
ねーけど、たぶん紅イモがベース
だな。
周りの淡いピンクのは、イチジク
のソースだろ」
紅イモ……なるほど、さつまいも
の一種ね。
デザートは秋の味覚のア・ラ・
カルトでございます」
「わ………!!」
大きめのプレートに盛りつけ
られた色とりどりのスイーツを
見た瞬間、あたしは思わず声を
あげちゃってた。
――すごい……!
プレートの上で、花が咲いてる
みたい。
それが、第一印象。
「秋の定番食材で、この色使いか。
矢崎サンらしーぜ」
爽介も、意表をつかれた表情を
隠さずつぶやく。
……定番食材?
その言葉が気になって、もう一度
じっくりと目の前のデザートを
眺めてみると――。
「黄色いのは、パンプキンスフレ
かしら?
こっちはマロングラッセがのって
るから、栗のケーキよね?」
それくらいは、あたしにもわかった。
でも他は、何を使ったスイーツ
なのかよくわからない。
「こっちの薄紫のムースみたい
のは何?」
「食べないとちゃんとはわかん
ねーけど、たぶん紅イモがベース
だな。
周りの淡いピンクのは、イチジク
のソースだろ」
紅イモ……なるほど、さつまいも
の一種ね。