《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
食べて初めて気づく。
ムースじゃなくて、たぶんこれは
レアチーズケーキ。
そこに、紅イモのペーストが混ぜ
混んであるんじゃないかな。
これはさっきのソルベとは違って
、最後にほのかにさつまいもの
香りがする程度。
あと、何かはわかんないけど、
リキュールも使ってあるっぽい。
それらが普通のチーズケーキとは
ひと味違う後味を作り出してて、
甘さ控えめだけど、これもすごく
おいしい。
――そこから先は、爽介と会話
するのすら忘れて、ひらすら
食べることに集中しちゃってた。
スフレもケーキも、どれもおいし
くて。
……悔しいけど、見事の一言。
――と。
半分くらい食べたとき、あたし達
のテーブルに、ボーイが近づいて
来るのに気づく。
ボーイは、小さめのプレートを
テーブルの中央に静かに置くと、
「こちらは、当店からのサービス
でございます」
―――え?
「サービスって、どうし……?」
疑問を口にしつつプレートを覗き
込んで――あたしは固まった。
ムースじゃなくて、たぶんこれは
レアチーズケーキ。
そこに、紅イモのペーストが混ぜ
混んであるんじゃないかな。
これはさっきのソルベとは違って
、最後にほのかにさつまいもの
香りがする程度。
あと、何かはわかんないけど、
リキュールも使ってあるっぽい。
それらが普通のチーズケーキとは
ひと味違う後味を作り出してて、
甘さ控えめだけど、これもすごく
おいしい。
――そこから先は、爽介と会話
するのすら忘れて、ひらすら
食べることに集中しちゃってた。
スフレもケーキも、どれもおいし
くて。
……悔しいけど、見事の一言。
――と。
半分くらい食べたとき、あたし達
のテーブルに、ボーイが近づいて
来るのに気づく。
ボーイは、小さめのプレートを
テーブルの中央に静かに置くと、
「こちらは、当店からのサービス
でございます」
―――え?
「サービスって、どうし……?」
疑問を口にしつつプレートを覗き
込んで――あたしは固まった。