《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「食べたうえで、それよりおい
しいモノ作ればいいのよ」
「プッ……。
えらい自信だな、オイ。
てか作んのオレなんだけど?」
「だから、爽介なら作れるって
信じてるから言ってんの」
「そりゃどーも。
オレはいいけどさ。
お前の方こそ、マジで大丈夫か?
息巻いて食ったはいいけど、
その後ヘコんだりしねー?」
言葉ではそんなこと言ってる
けど、爽介の瞳に、それほど懸念
してる色は見えない。
きっともう、あたしの心が決まっ
てるのは察してる。
だからそのセリフはたぶん、場の
空気を軽くしようとしての冗談
みたいなもの。
「だいじょーぶよ。
ショックならこっちのア・ラ・
カルトでも充分受けたし。
けど、そんなんで今さら弱気に
なったりしないわ」
「――違いないな。
んじゃまぁ、頂くとするか」
爽介が、おどけた様子で肩を
すくめて笑う。
あたしもコクリと頷いて。
あたし達は改めて、プレートの
上のボンボン・ショコラを見つ
めた――。
☆☆☆☆☆
しいモノ作ればいいのよ」
「プッ……。
えらい自信だな、オイ。
てか作んのオレなんだけど?」
「だから、爽介なら作れるって
信じてるから言ってんの」
「そりゃどーも。
オレはいいけどさ。
お前の方こそ、マジで大丈夫か?
息巻いて食ったはいいけど、
その後ヘコんだりしねー?」
言葉ではそんなこと言ってる
けど、爽介の瞳に、それほど懸念
してる色は見えない。
きっともう、あたしの心が決まっ
てるのは察してる。
だからそのセリフはたぶん、場の
空気を軽くしようとしての冗談
みたいなもの。
「だいじょーぶよ。
ショックならこっちのア・ラ・
カルトでも充分受けたし。
けど、そんなんで今さら弱気に
なったりしないわ」
「――違いないな。
んじゃまぁ、頂くとするか」
爽介が、おどけた様子で肩を
すくめて笑う。
あたしもコクリと頷いて。
あたし達は改めて、プレートの
上のボンボン・ショコラを見つ
めた――。
☆☆☆☆☆