《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「イヤまぁ、そーだけど」


それでも、貢の口からそんな言葉
が出てきたら、驚いてトーゼン
でしょ。

そーゆー人間くさい話、ソートー
縁遠そうなキャラのくせに。


それにそもそも、あたしに身近っ
て――あたし、貢とコイバナした
ことなんて、いまだかつて一度も
ないわよ?


「てゆーか、あたしに身近かも
わかんないでしょ」


「身近だろう」


わかりきったようにキッパリ
言い切る貢。


――え、ナニこの自信?

もしかしてあたしと爽介のこと、
感づいてる?



なんかそれ以上突っ込むと逆に
ボケツ掘りそうだから、あたしは
当たり障りなく、


「ま、まぁ、身近なテーマが
いいんじゃないかってことは
わかったわ。

イロイロ、自分で考えてみる」


貢は一瞬だけあたしの顔をマジ
マジと見たけど、すぐに視線を
そらして、


「あぁ、そうするといい」


そう言うと、アイスコーヒーを
一口飲む。
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