《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
もうレジに向かって歩き出してる
貢に急かされて。
美紅ちゃんは何か言いたそうな
視線を残しつつも、足早に貢を
追って……そうしてふたりは店を
出て行った。
「兄妹でお出かけか。
仲いいのねー」
窓から少しだけふたりを目で
追って。
その姿が見えなくなってから、
再びスケッチブックに視線を
落とす。
「コイゴコロ、か……」
貢にはあんなふうに言ったけど。
ホントのところは、恋心なら、
ド真ん中で身近ではある。
……いちおー、あたしも恋愛中
だし/////
けど、恋心をボンボン・ショコラ
で表現するなんて、できるかな?
「やってみますか――」
あたしは小さくつぶやいて、もう
一度、色鉛筆を手に取った――。
☆☆☆☆☆
貢に急かされて。
美紅ちゃんは何か言いたそうな
視線を残しつつも、足早に貢を
追って……そうしてふたりは店を
出て行った。
「兄妹でお出かけか。
仲いいのねー」
窓から少しだけふたりを目で
追って。
その姿が見えなくなってから、
再びスケッチブックに視線を
落とす。
「コイゴコロ、か……」
貢にはあんなふうに言ったけど。
ホントのところは、恋心なら、
ド真ん中で身近ではある。
……いちおー、あたしも恋愛中
だし/////
けど、恋心をボンボン・ショコラ
で表現するなんて、できるかな?
「やってみますか――」
あたしは小さくつぶやいて、もう
一度、色鉛筆を手に取った――。
☆☆☆☆☆