《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「なっ…………」



よーやくピンときた。



「貢のヤツ……あんたに話して
たのね!?」


「オイオイ、んな怒んなよ。

あいつ別に、オレがカレシだって
わかってて話したわけじゃねーん
だから」


「違うわよ!

知ってたならそう言えばいい
のに、なんであんたは黙って
たのっ」


あたしがどんなデザイン持って
くるか知ってたのに、素知らぬ
フリとかしちゃって。


なんかあたし、超ハズかしいじゃ
ない!!


あたしは食ってかかったけど、
爽介はシレッとした口調で、


「知ってたわけじゃねーぜ。

貢は単にアドバイスしただけ
だし、お前も『考えてみる』と
しか言ってなかったんだろ?」


「うっ……。

そ、それはまぁそうだけど」


「だろ?

だからオレも、お前がどんな
デザイン持ってくるかなんて、
わかってなかったって」


「………………」
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